1953-11-07 第17回国会 参議院 本会議 第6号
本請願の趣旨は、本邦一の硫黄、硫化鉱を生産する松尾鉱山の鉱毒対策について、従来の被害防止策としてとつて来た鉱毒水処理の方法を脱し、新しい研究調査による鉱毒水完全処理の実施について国庫支弁による促進を要望しているもので、委員会は、その趣旨は妥当なるものと認め、採択し、議院の会議に付し、内閣に送付するを要するものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
本請願の趣旨は、本邦一の硫黄、硫化鉱を生産する松尾鉱山の鉱毒対策について、従来の被害防止策としてとつて来た鉱毒水処理の方法を脱し、新しい研究調査による鉱毒水完全処理の実施について国庫支弁による促進を要望しているもので、委員会は、その趣旨は妥当なるものと認め、採択し、議院の会議に付し、内閣に送付するを要するものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
内容はかねて問題になつております松尾鉱山の鉱害対策でございますが、請願の内容といたしましては、岩手県としては、鉱山側と協力し年数千万円の巨費を投じてその被害防止に努力しているが、昭和二十四年初めより鉱毒水の地下水化の方法により、従来の消極的鉱毒水処理の方法を脱し、鉱毒水完全処理について調査研究した結果、技術的にその実施可能なことを確めたが、これが実施に必要なさく井には巨額の経費を要するから、国庫支弁